[原子力産業新聞] 2004年11月25日 第2261号 <2面>

[原産] 新計画策定会議・中間取りまとめ 「高く評価」と見解

 原子力委員会の新計画策定会議が12日、再処理路線を維持するとする「核燃料サイクル政策についての中間取りまとめ」を行ったことについて、日本原子力産業会議は17日、「核燃料サイクル路線の重要性が改めて確認されたものと高く評価したい」とする見解を発表した。

 原産コメントは、策定会議が全量再処理、部分直接処分、全量直接処分など、4つの基本シナリオについて、安全確保やセキュリティなど10項目の視点から、計18回、述べ45時間にわたって公開の場で審議を行ったことに「敬意を表したい」とし、電力自由化等の新たな社会的変革の中で、「着実な事業化への取組みは一刻の遅滞も許されない」と強調。原産としても、プルサーマルの実現も含め、核燃料サイクル確立を目指して、全面的に支援したいと述べている。


Copyright (C) 2004 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.