[原子力産業新聞] 2004年12月16日 第2264号 <3面>

[米・DOE] DOE、ユッカ許認可申請に遅れ

DOE民生用放射性廃棄物管理局(OCRWM)のM・チュ局長はこのほど、原子力規制委員会(NRC)に対するユッカマウンテン許認可申請の提出を、予定していた今年末より遅らせることを明らかにした。同氏は、7月に続き11月5日にベクテルSAIC社がDOEに提出した許認可申請を審査中であること、また米コロンビア特別区巡回裁判区が、環境保護庁が主張する処分場での1万年間の放射線基準遵守期間を無効にしたことなどをその理由とした。

DOEは、2005年2月17日の次回の4半期会議に、NRCに対して新たな日程を示す予定。米国議会は2005年度のDOE使用済み燃料計画に、2004年度と同水準の5億7700万ドルを認めている。

NEIの廃棄物管理担当クラフト部長は、「DOEが申請書を遅らせるのは残念だが、時間をかけて許認可申請を正確なものにすべき」とコメントしている。


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