[原子力産業新聞] 2005年1月27日 第2268号 <1面>

[青森県] 青森県が初会合開く

【18日共同】青森県は18日、東京電力が同県むつ市に計画している使用済み核燃料中間貯蔵施設について、立地に向けた「安全性チェック検討会」の初会合を青森市で開いた。19日にむつ市で現地視察などを実施する。

検討会は原子力の専門家ら6人で構成。施設の安全性や耐震性、放射線の影響、地盤などについて話し合い、報告書をまとめる。

検討会リーダーの平川直弘東北大名誉教授(原子炉物理)は「専門的観点から、県民の目線に立った検討を進めたい」と、あいさつした。

会合では東電側が施設の概要や事業計画、安全確保策について説明。委員から「国内外の貯蔵施設でのトラブル例は」、「建屋は自然通風だが、放射線をどうやって遮るのか」などの質問が出た。


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