[原子力産業新聞] 2005年1月27日 第2268号 <2面>

[原子力安全委員会] 安全確保策で意見交換

【19日共同】原子力安全委員会の松浦祥次郎委員長が19日、関西電力を訪れ、同社の藤洋作社長や協力会社のトップらと原子力発電所の安全確保策などについて、意見交換した。

冒頭、藤社長は5人が死亡した昨年8月の美浜発電所3号機事故について「2度と起こらないようにあらためて安全確保に努め、信頼回復に努力したい」などと陳謝した。

会議は非公開で、終了後に記者会見した松浦委員長によると、美浜事故について具体的なやりとりはなく、社内や地域とのコミュニケーション、原子力発電所の高経年化、若い人への技術の伝え方について議論したという。


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