[原子力産業新聞] 2005年1月27日 第2268号 <3面>

[NRC] NRC2委員を任命

米国政府は19日、G・ジャッコ氏とP・ライアンズ氏を、米原子力規制委員会(NRC)委員に任命した。ジャッコ氏は21日、ライアンズ氏は25日から職務に就く。NRC委員が定員の5名となるのは、2003年3月以来。両氏は議会休会中に指名されたため、2人の任期は上院次期会期末の2006年後半までとなる。

ジャッコ氏は32才。ウィスコンシン大学マディソン校にて素粒子物理学で博士号を取得、ここ4年間、民主党院内総務のH・リード上院議員(ネバダ州選出)の科学顧問を務めるかたわら、ジョージタウン大学でも科学政策の教鞭を執っていた。同氏は、ネバダ州ユッカマウンテンでの使用済み燃料処分場立地に強硬に反対するリード上院議員から、強い推薦を受けていた。

硬に反対するリード上院議員から、強い推薦を受けていた。  ライアンズ氏は61才。1969年、カリフォリニア工科大学で核天体物理学の博士号を取得、1969〜96年は米エネルギー省(DOE)のロスアラモス国立研究所に勤務、核実験等に関与した。ここ8年間は、P・ドメニチ上院議員(共和党)の科学顧問および上院エネルギー・天然資源委員の科学顧問として、原子力技術や核不拡散等での活動を行ってきた。


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