[原子力産業新聞] 2005年2月24日 第2272号 <2面>

[東京電力] 累計7000億kWhを達成

東京電力は、同社の柏崎刈羽原子力発電所(=写真)の累計発電電力量が20日20時18分頃、7000億kWhに達したと発表した。

1985年2月13日に1号機が試運転を開始してから、20年目にして達成した快挙。同発電所では累計発電電力量1000億kWhを92年10月に、また同5000億kWhを00年12月にそれぞれ達成するなど、着実に実績を積み重ねてきた。

東電によれば、この発電電力量を原油に換算すると、日本全体の年間原油輸入量の7割弱に相当する約1億6500万キロリットルとなるほか、この発電電力量をすべて石油火力により発電した場合と比べると、日本全体の年間CO2排出量の約4割に相当する、約4億9280万トンものCO2の排出を抑制したことになるという。

今回の累計7000億kWh達成について、柏崎刈羽原子力発電所では、「今後とも安全・安定運転を前提として、さらなる業務品質の向上をはかるべく再生活動に着実に取り組んでいく」とコメントしている。


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