[原子力産業新聞] 2005年3月10日 第2274号 <1面>

[原子力委員会] 第21回「意見を聴く会」を開催

原子力委員会は2日、第21回長計についてご意見を聴く会を開催、研究開発に関して後藤晃・東京大学先端科学技術研究センター教授、代谷誠治・京都大学原子炉実験所教授、田中俊一・日本原子力研究所副理事長、中川晴夫・日本電機工業会原子力部長の4氏から意見を聴いた。

後藤氏は、「研究開発のあり方と技術政策」について提言。中川氏は、「産業界の期待する原子力研究開発」として、研究開発の戦略的重点化、戦略的国際共同開発、人材育成、官民分担など考慮すべき視点を提言。産業界にとってリプレース需要が予想される2030年頃までの国内建設閑疎期間を如何に乗り切るかが大きな課題とした。さらに次世代軽水炉開発に関して国と産業界の意見調整や推進機能を有する組織が必要ではと提言した。


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