[原子力産業新聞] 2005年4月14日 第2279号 <3面>

[カナダ] 医療用RI施設の建設・運転へ調停

 カナダ原子力公社(AECL)とMDS社はこのほど、オンタリオ州チョークリバーに、医療用放射性アイソトープを生産するMAPLE施設の建設、運転問題の解決に向けて調停に応じる合意に達した。オンタリオ州控訴裁判所のJ・ステフェン判事が調停者として指名され、両当事者と緊密に協議する。

 世界では、核医学による検査等が年間1500万〜2000万回行われているが、MDS社は、同位体事業部のMDSノルディオン社を通じて、全世界で使われている原子炉で生産された医療用アイソトープの半分以上を供給している。

 MDS社には25か国に9000名を超える熟練社員がおり、様々な製品とサービスを供給しているという。


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