[原子力産業新聞] 2005年4月21日 第2280号 <3面>

[米DOE] 研究炉の低濃縮化加速

 米エネルギー省(DOE)は11日、フロリダ大学とテキサスA&M大学の研究炉用燃料を、高濃縮ウラン(HEU)から低濃縮ウラン(LEU)に転換する作業を開始したと発表、2006年末に完了の予定だ。

 これは、2004年5月に発表された全世界脅威削減構想の一環として行われているもの。DOEは、研究炉とRI生産プロセスをLEU燃料に転換し、民間原子力計画でのHEUの使用を最少化する計画だ。

 DOEは、米国にある25の研究炉をLEU燃料に転換することを目標としており、このうちの11はすでに転換を終えている。残りの原子炉の転換作業を加速、2014年までにすべての原子炉の転換を終える予定だ。


Copyright (C) 2005 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.