[原子力産業新聞] 2005年4月21日 第2280号 <3面>

[ロシア] 原子力庁 サイクルの多国間化で国際会議

 ロシア連邦原子力庁(ROSATOM)は、7月13日から15日、モスクワのワールドトレードセンター(WTC)で、「核燃料サイクルへの技術的・組織的な多国間アプローチ―核不拡散体制の強化を目指して」と題する国際会議を開く。国際原子力機関(IAEA)等と協力して開く。

 この会議では、多国間による核燃料サイクルについて、組織的・技術的見地から、現存する方法や望ましい方法を概観し、その制約や法的、経済的、技術的、安全上等の問題を検討、多国間アプローチとして実施可能なオプションを描き出そうというもの。特に、原子力発電所や研究炉に対する核燃料の供給保証、貯蔵や再処理を含む安全な使用済み燃料管理、濃縮と再処理技術の利用制限などを考慮、議論を行いたい考え。

 会議への参加は無料。参加登録は4月30日が締切。会議の詳細はホームページ(http://www.minatom.ru/news/main/view?id=15834&idChannel=592)参照。


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