[原子力産業新聞] 2005年4月28日 第2281号 <2面>

[原子力安全・保安院] ストレーナ閉塞などで 全原子力発電所に暫定対策を指示

 経済産業省原子力安全・保安院は22日、東北電力など電力七社に対して、非常用炉心冷却系統ストレーナおよび格納容器再循環サンプスクリーン閉塞事象に関し、全ての原子力発電施設で暫定対策を行うよう指示をした。

 海外で発生したストレーナおよびサンプスクリーンの閉塞事例を受けての措置で、保安院では昨年6月、各電力に対して、これらの調査結果と暫定対策を行うよう指示をしていた。

 これを受けた電力七社は22日、保温材等の実態調査結果やストレーナの有効性評価結果(BWRのみ)に加え、@海外で発生したストレーナ閉塞事例の事故対応者への周知徹底Aストレーナやサンプスクリーンの閉塞事象発生時に対応するための事故時運転手順書の改定B改定した事故時運転手順書に基づいた訓練の実施C定検等における原子炉起動の際の、格納容器内清掃・点検の実施――といった暫定対策を報告。保安院では、これら暫定対策は、「米国で有効性が確認されている対策と同等の内容であり、妥当なものと判断」するとともに、今回報告のあった事業者に対しては、各社の未報告の原子力発電施設についても前記の暫定対策を確実に実行することを、今回報告の無かった事業者については、報告のあった事業者と同様、暫定対策を速やかに実施することを指示することとした。


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