[原子力産業新聞] 2005年5月12日 第2282号 <3面>

[ロシア・テネックス社] 日本法人を開設

 ロシアの国営企業で核燃料サイクル製品を輸出するテネックス社(本社=モスクワ)は4月22日、東京で日本法人「テネックス・ジャパン」を開設した。

 開設に際し来日したテネックス社のウラディミル・A・スミルノフ社長(=写真右から2人目)は同日の会見で、「当社の主力である各種ウラン製品への日本の需要はダイナミックに拡大している。日本代表事務所の開設により日本市場への取組みを一層強化、電力会社との協力関係を促進、各種ウラン製品の日本でのシェアを現在の約10%から将来的に30%程度にしたい」と抱負を述べた。

 テネックス・ジャパンは本社を東京・虎ノ門のオランダヒルズ森タワー内に置き、代表取締役にはアジア・アフリカ地区ディレクターのセルゲイ・N・プルージュニク氏が就任した。

 テネックス社は1963年の設立で、各種のウランやアイソトープ、特殊用途の非核物質の販売とともに、ウランの転換と濃縮サービスを行う。また解体核の高濃縮ウランを希釈した低濃縮ウランの米国への供給も行う。04年の総売上は17億ドル。日本には91年に進出、99年に初めて濃縮ウラン供給契約を電力会社と締結した。

 現在の日本での年間売上高は約8000万ドル。当面、日本では各種ウラン製品の販売が中心になるが、日本から再処理業務の受託も検討したいとしている。


Copyright (C) 2005 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.