[原子力産業新聞] 2005年5月26日 第2284号 <2面>

[中部電力] 浜岡3号が25日から調整運転を開始

 1月14日から第13回定期検査を実施していた、中部電力の浜岡原子力発電所3号機(BWR、110万kW)が、25日午後より約4か月振りに原子炉を始動。調整運転を開始した。

 今回の定検で、同3号機では燃料交換などの通常のメニューに加え、@ひび割れが確認されている炉心シュラウドについて、タイロッド工法による補修工事A原子炉圧力容器底部のピーニング工事ほか、応力腐食割れの予防保全対策ーーなどが行われていた。

 今後同3号機は、調整運転において設備の点検や検査を実施した後、最終検査となる国の総合負荷性能検査を受け、点検を終了する予定だ。


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