[原子力産業新聞] 2005年6月23日 第2288号 <2面>

[九州電力] CSR等にらみ組織変更

 九州電力は17日、企業の社会的責任(CSR)への取り組みの推進および、電力自由化制度変更への対応の観点から、7月1日付けで「CSR推進会議」を設置するなど組織変更を実施すると発表した。

 今年3月に、「基盤固め、そして成長」をスローガンとする中期経営方針を策定した九電の行う取り組みのひとつ。

 具体的には、松尾新吾社長を委員長とするCSR推進会議を設置し、コンプライアンス経営の推進、経営の透明性確保に向けた情報公開の一層の推進、環境経営の推進、人権の尊重と働きやすい労働環境の整備、安全第一主義の徹底、地域・社会との共生などに取り組む。

 一方で、電力自由化制度の変更に対応することをねらい、支店の電力輸送関係グループのほか系統給電制御所、総合制御所、電力所を統括管理する「送変電統括部」を、各支店に設置。またこれに伴い、電力所土木業務を支店技術部に集約して電力所土木課は廃止し、遠隔地には「土木保修所」が設置される。


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