[原子力産業新聞] 2005年6月30日 第2289号 <1面>

[総合資源エネ調査会原子力安全・保安部会] 「もんじゅ安全性確認検討会」を設置

 総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会は27日、第20回会合を開催、原子力安全・保安院として「もんじゅ」の安全確保に関する事項を総合的に検証・評価するため、同部会原子炉安全小委員会(委員長=斑目春樹・東大院教授)の下に「もんじゅ安全性確認検討会」(仮称)を設置することを了承した。今年8月から9月にかけて第1回会合を開催の予定で、委員長や委員構成などの検討を進める。

 今回の委員会の設置は、新法人移行も踏まえ事業者の組織体制、品質保証体制、人材確保対策などを含め「もんじゅ」の安全確保に関する諸活動を公開の場で総合的に検証・評価することが目的。当面の審議事項として改造工事に係る使用前検査、長期プラント停止後の健全性確認、安全性総点検フォローアップ、燃料の健全性確認などを挙げている。委員構成としては原子力の専門家に加え、他分野の技術や社会科学などの専門家、地元自治体関係者なども含める意向。


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