[原子力産業新聞] 2005年7月14日 第2291号 <2面>

[東京電力] 福島第一・2号機が発電再開

 4月18日から定検入りしていた東京電力の福島第一原子力発電所2号機(BWR、78万kW)は、4日、発電を再開、同日夜には定格出力に達した。今後、総合負荷性能検査を受け、8月上旬には定検を終了する予定。

 同機は今定検中に、高経年化対策の長期保全計画に基づく点検を行った。1974年7月に運転を開始した2号機は、運開後30年を経過し、高経年化対策技術評価および必要な追加の保全処置(長期保全計画)を実施することととなっている。

 今回、同計画に基づき、原子炉格納容器鋼板の肉厚測定、コンクリート構造物の強度確認などを行い、健全性を確認した。


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