[原子力産業新聞] 2005年7月14日 第2291号 <2面>

[INSS] 高経年化研究センターを設置

 原子力安全システム研究所(INSS、福井県三方郡美浜町)は1日、同社技術システム研究所の組織を一部変更し、同研究所内に高経年化研究を包括的に取扱う「高経年化研究センター」を設置した。昨年8月の関電美浜発電所3号機二次系配管破損事故を踏まえ、高経年化対策の重要性の観点から設置したもの。今後は同センターを中心として、高経年化研究を強化するとともに、今年3月に策定された福井県の「エネルギー研究開発拠点化計画」との一層の連携を図っていく。

 INSSは、91年の美浜発電所2号機の蒸気発生器細管破断事故を契機に、翌年92年に設立。「社会システム研究所」と「技術システム研究所」を擁し、研究活動を推進している。


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