[原子力産業新聞] 2005年8月4日 第2294号 <3面>

[関電] 安全への誓い新たに 美浜構内に石碑を建立

 関西電力は、同社の美浜発電所3号機で発生した二次系配管破断事故が間もなく1周年を迎える5日、同事故が発生した8月9日を「安全の誓い」の日と定めるとともに、その誓いの証として、同発電所構内に石碑(=写真)を建立したと発表した。

 関電が今年3月に発表した「美浜発電所3号機事故再発防止に係る行動計画」において、再発防止対策として掲げていた項目の中のひとつ。事故の反省と教訓を心にとどめ、「二度とこのような事故を起こしてはならない」という決意を風化させないために制定・建立された。

 石碑は美浜発電所構内の正門守衛所西側緑地帯に位置し、縦100cm、横180cm、地上高(台座含む)160cmの黒御影磨き石には碑文として、「安全の誓い」が刻まれている。

 「安全の誓い」の全文は次の通り。

 平成16年8月9日 ここ美浜発電所3号機において 二次系配管が減肉管理の不備により破損に至り 11名の方が被災されました

 この事故の犠牲となり尊い命を亡くされた5名の方々に衷心より哀悼の意を捧げるとともに 事故の反省と教訓を深く心にとどめ 二度とかかる事故を起こさないよう会社一丸となって取り組むことを誓います

 平成17年8月 関西電力株式会社


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