[原子力産業新聞] 2005年10月6日 第2302号 <1面>

[原子力委] 原子力政策大綱の策定を終了

 原子力委員会・新計画策定会議は9月29日、第33回会合を開催、原子力政策大綱案の策定を終えた。原子力発電が担う供給割合やFBRの導入時期を具体的に示し、使用済み燃料再処理の基本方針を明記。同時に安全・安心への取組み、立地地域との共生、放射性廃棄物への対応、広聴・広報活動などの重要性を提起した。原子力委員会は近くこの大綱を正式に決定する。

 昨年6月に発足した策定会議は1年4か月に及ぶ審議を重ねた。この間、各種核燃料サイクルシナリオを技術的に検討する小委員会を6回、国際問題WGを3回、ご意見を聴く会も21回開催した。


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