[原子力産業新聞] 2005年10月6日 第2302号 <2面>

[関西電力] 今年度のCSRレポートを発行

 関西電力は9月30日、同社グループのCSR(Corporate Social Responsibility=企業の社会的責任)への取組みを報告するために、『関西電力グループCSRレポート2005』を発行した。

 CSRを確実に実践していくために、04年3月に「関西電力グループCSR行動憲章」を策定し、様々な取り組みを行っている同グループだが、今年度は昨年発行した「関西電力 環境レポート2004」を基調にしつつ、客観性を高めるといった観点から内容を充実させるとともに、レポートの名称も「環境レポート」から「CSRレポート」へと変更している。

 具体的には、@環境問題への先進的な取組みA地域社会の発展に向けた積極的な貢献B透明性の高い開かれた事業活動Cコンプライアンスの徹底――など、「行動憲章」で定めた6つのCSR行動原則に沿って、関電グループのCSRに関する取組み方針、目標および活動状況について報告が行われているほか、特集として「美浜発電所3号機事故について」が組まれており、事故発生時の状況、事故の調査結果、事故の原因、再発防止対策の概要、実施スケジュールおよび実施状況などが、10ページに渡り詳細に解説されている。


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