[原子力産業新聞] 2005年11月24日 第2309号 <2面>

[原子力安全・保安院] 肉厚再評価を指示

 原子力安全・保安院は18日、美浜発電所3号機の配管取替工事に関する立入検査結果について、配管肉厚測定で448点中、17点の測定誤差超過数値があり、同社に再評価を指示したと発表した。

 同社の配管取替工事実施報告書の提出は10月末。保安院はこれを受け、今月10日と11日に技術基準適合を確認するため原子力安全基盤機構と協力し、立入り調査を実施。構造、材料、強度・漏えい、溶接部、継続使用配管などの各項目は「良」と判断したが、超音波による配管肉厚の測定確認ではクロスチェックで有意な測定値の差が認められ、「保留」とした。


Copyright (C) 2005 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.