[原子力産業新聞] 2005年12月1日 第2310号 <1面>

[原子力機構] 「もんじゅ」想定事例集を発表 事故・トラブル等網羅

 日本原子力研究開発機構は11月25日、高速増殖炉「もんじゅ」の改造工事において発生が想定される事故・トラブル等の事例とその対応を明記した、「もんじゅ」の安全確保に向けて(案)を発表した。

 同機構が05年度末を目処に完成を目指して作成中の、約120件の事故・トラブル等の事例を網羅した「事故・トラブル等事例集」の第一段。地元住民や関係者に向け、「もんじゅ」の改造工事・運転において発生するかもしれない事故・トラブル等にはどんなものがあるのか、それが起きた場合にはどうなるのか等を予め周知するとともに、現実にトラブルが発生した際には、そのトラブルがどの程度のものか、どのような対応を行うのか等について提示することが目的。

 具体的には改造工事について、その概要、計画、安全確保、さらには工事現場の公開について明記。さらに改造工事において想定される、具体的事例として、@「ナトリウム系改造工事に特有な事例」(ナトリウム配管切断時における配管からのナトリウム滴下・発煙、送気マスク装着省略によるアゴンガス吸込みによる酸欠の恐れ、配管仮閉止部からのナトリウムの連続的な発煙等)A「火災の事例」B「作業中の人身障害の事例」C「作業や操作中の事例」――の計27項目が揚げられている。


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