[原子力産業新聞] 2005年12月8日 第2311号 <2面>

[保安院] 安全性に問題なし 川内鉄筋埋設申告情報で結論

 原子力安全・保安院は11月30日、九州電力・川内原子力発電所建設時の無筋コンクリート打設工事で鉄筋を埋設したとの申告情報に関し、深部を簡易に調査することは困難であり、埋設されていた場合でも構造安全性に影響があることは考えられない、との調査結果を発表した。

 保安院の原子力施設安全情報申告調査委員会が九州電力や大成建設に対する調査を実施し、取りまとめたもの。九州電力からは当時の管理状況から埋設は困難であり、埋設するスペースもなく、申告情報の埋設時期と実際の工事時期が大きく異なる等の報告を受けた。


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