[原子力産業新聞] 2005年12月8日 第2311号 <3面>

[米NRC] フンボルトベイに中間貯蔵施設を認可

 米原子力規制委員会(NRC)は11月18日、パシフィック・ガス&エレクトリック(PG&E)社に対し、フンボルトベイ原子力発電所サイトに使用済み燃料貯蔵施設を運転する許認可を発給した。

 この許認可は、20年間有効であり、NRCの特別審査と承認を受ける条件で更新可能だ。

 PG&E社は、残る使用済み核燃料をすべて、フンボルトベイ3号機の使用済み燃料プールからこの乾式キャスクへ移す。新規使用済み燃料貯蔵施設は、1976年に閉鎖された同3号機の廃止・解体のために十分な貯蔵容量がある。

 同施設は、ホルテック・インターナショナル社が設計し、NRC承認済みの特注HI―STAR100乾式キャスクを用いる。

 同施設は、使用済み燃料集合体が最高400体入るキャスク5基と、別の放射性物質用キャスク1基を収容できる。核燃料等を装荷したキャスク6基は、地下のコンクリート製貯蔵庫内に定置される。乾式キャスク貯蔵は、立証済みの技術であり、米国では1986年に最初に使用された。現在、米国内36サイトで使用されている。


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