[原子力産業新聞] 2005年12月15日 第2312号 <2面>

[北海道電力] 北電他、高度画像検査主体の医療施設 「LSI札幌クリニック」開業

 北海道電力は7日、PET検査など高度画像検査を主体とする「LSI札幌クリニック」を、15日に開業すると発表した。

 同クリニックは最新のPET/CTの他、SPECT、MRI、CT、マンモグラフィなどの最先端の画像診断装置をはじめ、胃及び大腸の内視鏡装置も所有。「がん総合」コースをはじめとした各種人間ドックを道民に提供するほか、各医療機関と連携した共同利用型高度画像検査センターとしての機能も併せ持つ施設として運営される。

 施設は、北電および道内外の複数の企業が共同で昨年11月に設立した、北電の関連会社「健康クリエイト北海道株式会社」が建物およびPET用薬剤製造機器等を所有し、日鋼記念病院(室蘭市)、登別記念病院(登別市)といった道内病院を所有する医療法人社団カレスアライアンスが、クリニックの運営を行う形でスタート。健康クリエイト北海道では来年4月頃に、広範な健康面でのサポートを提供する会員制健康クラブのサービスを事業化することも予定している。

 北電では、今後、同クリニックを「各医療機関や道民の皆様にご活用いただきながら、がんをはじめとした病気の早期発見による治療効率の向上、画像診断技術の高度化、生活習慣病の予防等に貢献することで、道民の皆様の健康管理に少しでもお役に立てるように努力していく所存」としている。


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