[原子力産業新聞] 2006年1月5日 第2313号 <2面>

[総合科学技術会議] エネ分野PTが初会合 「選択と集中」を徹底

 総合科学技術会議基本政策専門調査会のエネルギー分野推進戦略プロジェクトチーム(座長=薬師寺泰蔵・総合科学技術会議議員)は12月14日、第1回会合を開催、第3期科学技術基本計画におけるエネルギー分野の戦略重点技術の選定などを開始した。3月中旬に最終取りまとめを行う。

 第3期科学技術基本計画でエネルギーは推進4分野だが、「選択と集中」を徹底。8つのプロジェクトチーム(PT)は社会的課題の早急な解決、国際競争を勝抜く、国家的な基幹技術などの観点から、各分野で最重要とし、今後5年間集中投資すべき「戦略重点科学技術」の選定作業に入った。

 今会合では、経産省が最近のエネルギー情勢と我が国の政策動向、原子力委員会が原子力政策大綱の内容を報告。続いて文科省、経産省など関係各省庁が、エネルギー分野の科学技術への取組みを説明。原子力関係では、文科省がFBRなど核燃料サイクル技術、ITERなど、経産省が日本型次世代軽水炉開発、全炉心MOX燃料原子炉などの必要性を説明した。


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