[原子力産業新聞] 2006年1月12日 第2314号 <1面>

[佐賀県] 古川佐賀県知事 「今年前半にプルサーマル判断」

 佐賀県の古川康知事は4日の年始会見で、九州電力が計画しているプルサーマルについての判断を、今年前半に行うと明言。積極的に取り組んでいく方針を明らかにした。

 古川知事は、@新幹線AプルサーマルB県立病院の移転――を、数年来の懸案となっている事柄として提示するとともに、これらについて、「いよいよ判断し、完成させ、着工にこぎ着ける」と述べた。

 同知事は、プルサーマルの判断については、「県としては県主催の公開討論会をやって、その必要性、そして安全性について、論点はある意味出尽くしていると思っており、県として何か長引かせるという理由はないと思っている」と述べた。

 安全協定を結んでいる玄海町で判断が遅くなるのであれば、「当然最終的な判断も遅くなるということはある」としながらも、年の前半には判断する方針を示している。


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