[原子力産業新聞] 2006年1月12日 第2314号 <1面>

[原産] 新年名刺交換会 1500名が新年祝う

 日本原子力産業会議は5日、東京・港区の東京プリンスホテルで新年名刺交換会を開催、約1500人の原子力関係者が新年を祝った。

 西澤潤一原産会長は挨拶の中で、わが国が「官と民の役割分担のあり方、政策推進方策と安全確保方策をどのような仕組みで調和していくべきかについて問われている」と指摘。電源開発特別会計について、政府が「電源立地と新技術開発が今後とも順調に進むような政策」を取るように求めた。

 この上で、日本の原子力像は、いまだに順調に進んでいる「目標となる国」として映っているとし、原子力関係者がもっと「自信を持って」前に進むよう求めた。

 来賓として、松あきら経済産業省副大臣、近藤駿介原子力委員長、白川哲久文部科学審議官が挨拶した。

 松あきら副大臣は(=写真)、中国等との資源獲得競争や温暖化への懸念が高まるなか、原子力の重要性はますます高まっていると述べた。この上で、現在進められている原産改革についても、機能強化として「まことに時機を得たこと」だとした。


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