[原子力産業新聞] 2006年1月12日 第2314号 <2面>

[BWR協議会] 4月発足 電力7社メーカー2社 信頼性向上へ情報共有

 BWRプラントを使用する電力7社とメーカー2社は10日、プラントの安全性や信頼性を一層向上させるための情報共有や技術的検討を行う「BWR事業者協議会」を今年4月に設立すると発表した。

 参加企業は東北電力、東京電力、中部電力、北陸電力、中国電力、日本原子力発電、電源開発、東芝、日立製作所の9社。同日、発起人会を開催、今後設立に向けた準備を進める。

 協議会は各社の原子力部門長クラスで構成する「ステアリング会議」で運営方針などを決定、この下に設ける各WGで個々のテーマを検討する。当面のテーマは、@トラブル情報等の共有化と水平展開A安全性・信頼性を高める共通課題B点検用資機材や予備品等の情報共有C保守・中長期工事計画の情報共有など。

 PWRプラントを使用する電力事業者とメーカーもトラブル情報の共有化を実施しているが、新しい協議会はより幅広いテーマでの検討を目指す。


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