[原子力産業新聞] 2006年1月19日 第2315号 <1面>

[原子力委員会] プル利用計画をヒア 原子力機構から

 原子力委員会は17日開催の定例会議で、日本原子力研究開発機構から同機構の05及び06年度のプルトニウム利用計画をヒアリングした。

 原子力機構の04年度末の核分裂性プルトニウム保有量は3.4トン。05年度と06年度に東海再処理施設においてそれぞれ42トン、31トンの使用済み燃料を再処理し、ともに0.2トンのプルトニウムを回収する。利用量は「常陽」で年間0.1トン、「もんじゅ」で同0.5トンを想定。「もんじゅ」は07年度以降の利用を想定しており、研究開発の進捗状況により変更があるとした。

 04年度末保有量3.4トンの形態については、硝酸プルトニウム0.4トン、酸化プルトニウム(MOX)2.4トン、新燃料製品(燃料体の完成品)0.6トンと説明した。


Copyright (C) 2005 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.