[原子力産業新聞] 2006年1月19日 第2315号 <1面>

[宮城県] プルサーマル 村井・宮城県知事が前向き 「安全に問題なければよいのでは」

 宮城県の村井嘉浩知事は、10日の会見で東北電力のプルトニウム利用計画について、同社から説明を受けていない段階とした上で、「安全性に問題がなければよいのではないか」との考え方を示した。

 村井知事は東北電力が6日に公表した12年以降、女川原子力発電所で年間0.2トンの核分裂性プルトニウムを利用するとの計画に関し、「東北電力からまだ何も説明を聞いておらず、(公表計画は)東北電力としての考え方だと思う。ただ安全性に問題がないなら私はよろしいのではないかというふうには思っている」とした。

 また、「具体的な計画や安全に対する取組みなどを聞いてみないと、何とも申し上げられないわけだが」とした上で、「安全性に問題がない状態であるならば、しっかりとした協定を結ぶなり、安全性をしっかり実証した上で取組んで頂きたいという要望を出すなり、その辺はこれから考えていきたいと思っている」と述べた。


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