[原子力産業新聞] 2006年1月19日 第2315号 <1面>

[青森県、六ヶ所村] 厳正な指導を改めて要請 三村知事と古川村長

 青森県の三村申吾知事と六ヶ所村の古川健治村長は11日、経済産業省に二階俊博大臣と広瀬研吉原子力安全・保安院長を訪ね、六ヶ所再処理施設の安全確保に関し、国が責任を持ち事業者を厳正に指導するよう、改めて要請した。

 三村知事は、ウラン試験が最終ステップの総合確認試験に入ったことを踏まえ、国の事業者に対する厳正な指導と試験状況などの適切な説明を求めた。古川村長も国の強い関与が住民の安心に繋がると指摘、住民の視点での説明を強く要請した。

 これに対し二階経産大臣は、安全最優先の考え方は国も同じであると応じ、広瀬保安院長は保安院として責任を持ち厳正に指導する、とした。

 三村知事は12月28日にウラン試験の最終ステップである総合確認試験の開始を了承したが、この際、日本原燃に対し一層の安全性確認を求め、県としても同試験を厳しく注視するとした。併せて国にも改めて厳正な指導を要請したい、との意向を示していた。


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