[原子力産業新聞] 2006年1月26日 第2316号 <1面>

[関西電力] カザフでウラン鉱山開発 住商と共同で

 関西電力は23日、住友商事と共同でカザフスタン共和国の国有原子力企業であるカザトムプロム社が進めている新規ウラン鉱山開発プロジェクトに参画すると発表した。同日、同国において協定に調印した。

 このプロジェクトは、カザトムプロム社が南カザフスタン州のウエスト・ムインクドュック・ウラン鉱山を新規に開発するもの。07年頃から試験生産を開始、10年頃までには年間ウラン生産量約1000トンのフル生産に移行、28年頃まで累計ウラン生産量約1万8000トンを見込んでいる。

 プロジェクトへの参画は、カザトムプロム社が同鉱山開発を目的として昨年7月に設立した事業会社アパック社への投融資による。参画比率はカザトムプロム社65%、住友商事25%、関電10%で、関電はこれによりウラン精鉱の優先取引権を取得する。


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