[原子力産業新聞] 2006年2月9日 第2318号 <1面>

[エネ調検討会] リスク情報利用でガイドライン案

 総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会のリスク情報活用検討会は2日、第9回会合を開催、「原子力発電所の安全規制におけるリスク情報活用の基本ガイドライン(試行版)」案と「原子力発電所の確立論的安全評価(PSA)の品質ガイドライン(同)」案を取りまとめた。今月下旬までにパブコメに付す。

 基本ガイドラインは、昨年5月に同検討会が策定したリスク情報活用の基本的考え方を踏まえ、保安院が安全規制にリスク情報を活用する上での基本原則を定めたもの。事業者の自主保安活動におけるリスク情報活用でも同ガイドラインの活用を推奨している。

 品質ガイドラインはリスク情報を活用する際に必要なPSAの品質確保のための基本的要求事項やこれを満足するための方策。基本的要求事項としてPSAの範囲、モデル及びデータ等の妥当性(レベル1〜3)、解析結果の分析・評価の妥当性等を記述している。


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