[原子力産業新聞] 2006年2月9日 第2318号 <3面>

[BNFL] PBMR株をWHに移管 理事会が承認

 英原子燃料会社(BNFL)が所有する南アフリカのPBMR社株が、2月1日付で米ウェスチングハウスに移管されることが明らかになった。WH売却の優先交渉先として東芝を承認した1月27日のBNFL理事会で、あわせて承認されたもの。

 PBMR社は、ペブルベッド燃料・モジュラー型炉(PBMR)の開発・実用化を目指している。同炉は1993年から南アフリカ電力公社(ESKOM)によって実用化の検討が進められてきたが、現在はPBMR社が具体的な作業を進めている。

 なおウェスチングハウスは昨年12月20日、クバーグ・サイトへの建設が計画されているPBMR実証炉の原子炉防護システム、手動停止システムおよび事故後計装システムの基本設計に関し、PBMR社と契約している。契約額は約260万ドル。


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