[原子力産業新聞] 2006年2月9日 第2318号 <4面>

[中部電力] 浜岡1の長期保全計画等を経産相に提出

 中部電力は1月31日、浜岡原子力発電所1号機の高経年化に関する技術評価および長期保全計画を取りまとめ、「浜岡原子力発電所1号機高経年化技術評価等報告書」として経済産業大臣に提出した。

 同1号機が今年3月、運転開始30年を迎えるための措置。報告書では、浜岡1号機の高経年化に関する技術評価を実施した結果、「現在実施している保全活動を継続していくことで、大部分の機器・構造物については、健全性が確保されることを確認した」としている。

 一方で、一部の機器についてはより一層保全活動を充実する観点から、点検等を追加する項目を抽出して、これらを長期保全計画にとりまとめたが、これを「今後の保全活動に反映して行く」方針を明記。加えて同長期保全計画に基づく点検などが確実に実施されていることを今後の定期点検で確認するとともに、「10年後に再評価を行う」としている。


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