[原子力産業新聞] 2006年2月23日 第2320号 <1面>

[佐賀県] 玄海3号機プルサーマル計画 古川知事が了承の意向示す

 佐賀県の古川康知事は、21日に開会した県議会で九州電力・玄海原子力発電所3号機のプルサーマル計画について、「私としては事前了解したいと考えている」と述べ、知事として同計画を了承する意向であることを表明した。20日に玄海町の寺田司町長が、町として同計画の受入れを古川知事に伝えていた。県は来月にも九州電力に対し、同意を伝える見通しになってきた。

 古川知事は、まずプルサーマル計画に対する県の対応の経緯について述べ、「推進、慎重双方の主張を検討した結果、推進の立場の考え方がより説得力がある」と今月7日に表明した安全性確保の判断理由などを説明。玄海町や隣接市の唐津市の意向なども報告するとともに、「私としては事前了解をしたいと考えており、今後県議会での議論を踏まえた上で最終判断したい」とした。

 玄海町議会は17日に臨時会を開催、同議会の原子力対策特別委員会が提出したプルサーマル計画推進の要望書を全会一致で可決。20日に寺田町長が古川知事を訪ね、「検討の結果、安全性は確保されると判断し事前了解をしたい」と伝えた。また同日、唐津市の坂井俊之市長も知事を訪ね、市の安全運転管理への関与や地域振興への配慮などを要請。知事は前向きに検討すると応じ、市長は「県が市の意向を踏まえ検討するということであれば県の判断は理解できる」とした。

 古川知事は、県が最終判断する上で、「最も重要なのは立地町である玄海町の意向」との考え方を示していた。今後は県議会での審議が焦点になるが、早ければ来月にも同意の方針を示す見通しになってきた。


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