[原子力産業新聞] 2006年2月23日 第2320号 <1面>

[経済同友会] エネ戦略 原子力で4つの提言

 経済同友会の地球環境・エネルギー委員会(委員長=佐々木元・日本電気会長)は21日、2030年に向けたわが国のエネルギー戦略として「核燃料サイクルを含む原子力発電の着実な推進と東アジアにおける環境・エネルギー連携の強化」を発表した。

 核燃料サイクルを含む原子力発電の着実な推進に係わる4つの提言として、@安全確保に係わる取組みを確実に実施し信頼の回復を図れA国と地方自治体の役割を明確にすべきB安全確保を大前提に設備利用率の向上を目指せC原子力技術開発で世界をリードせよ――を挙げた。

 利用率向上に関連して一律の定期検査間隔の柔軟化を提言している。


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