[原子力産業新聞] 2006年4月6日 第2326号 <2面>

[総合科学技術会議] 第3期基本計画を閣議決定

 総合科学技術会議は3月22日、「第3期科学技術基本計画」(06〜10年度)とそれに基づく計8分野の「分野別推進戦略」を決定、同計画に沿った政策の確実な推進を図るため調査・検討を行う「基本政策推進専門調査会」を同会議に設置することを合わせて了承した。同計画は28日に閣議決定された。

 政府研究開発投資は、現計画を上回り5年間で約25兆円。国主導の長期戦略による大規模プロジェクト「国家基幹技術」に高速増殖炉サイクル技術、次世代スーパーコンピューター、海洋地球観測探査システム、X線自由電子レーザー、宇宙輸送システムを選定。エネルギー分野中の原子力は、「重要な研究開発課題」が9件、うちFBRサイクル技術、次世代軽水炉・軽水炉高度利用技術、高レベル放射性廃棄物等の地層処分技術、核融合エネルギー技術の4件が「戦略重点科学技術」に選定された。


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