[原子力産業新聞] 2006年4月13日 第2327号 <3面>

ユッカ処分場の促進で新法案 処分上限量撤廃など

 米エネルギー省(DOE)は5日、使用済み燃料と高レベル廃棄物の管理・処分を強化する法案「核燃料管理・処分法」を米議会に送付した。

 ボドマン長官は、「米国の39州・100以上のサイトに貯蔵されている5万5,000トンもの使用済み燃料と高レベル廃棄物の処分場をユッカマウンテンに建設する必要がある」と述べている。

 同法案には地層処分場の許認可と建設を促進する条項が含まれている。法案はまた、ユッカマウンテンの処分能力を最大限利用できるように、現在の7万トンの法定処分上限量を撤廃する。これにより、国内の商用使用済み燃料の全在庫を安全に収容できる。また、早期運転開始を可能にするためのNRC許認可プロセスの合理化およびインフラ構築の開始に関する条項も含まれている。


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