[原子力産業新聞] 2006年4月28日 第2329号 <2面>

原産主催6月2日 絶好調の米国を探る 立役者招きシンポ

原子力発電の復活著しい米国から、その実現に大きく貢献した5人の立役者を招いて、日本原子力産業協会は東京・有楽町駅前の「よみうりホール」で6月2日、シンポジウム「よみがえるアメリカの原子力発電――TMIからエネルギー政策法へ〜その立役者たちは語る〜」を開催する。

米国からは、民間として電力会社などの事業者の意見を取りまとめたJ.コルビン前原子力エネルギー協会(NEI)理事長、国の規制機関の立場から効果的な規制のあり方を推し進めたR.メザーブ前原子力規制委員会(NRC)委員長、原子力発電所の技術データを科学的・系統的に積み重ね民間からの主張の裏付けを形成したJ.ローズ元原子力発電運転協会(INPO)理事長、実際に電力会社の経営を行ってきたD.ハインツ前エンタジー社社長、研究機関を代表するK.イェーガー前電力研究所(EPRI)理事長の5人。すでに皆現役は退いてはいるものの、逆にフリーな立場からいまだからこそ言える本音を聞くことができるものと期待が集まる。

5氏からの講演と日本の原子力関係者や有識者とのパネルディスカッションを通じ、議論を深める。米国での原子力発電の復活は、官民が共通の目標に向かって地道な努力を行ってきたことにあると言われている。

聴衆には原子力発電所の立地地域に関係する人々、議員、行政関係者、報道関係者、学識者などに幅広く参加を呼びかけるほか、当協会の約500の法人会員にも積極的な参画を呼びかけ、原子力産業界の関係者も議論に加わる予定となっている。

当日は午前9時50分から午後4時30分まで。無料、日英同時通訳付き、先着600名・事前申し込みが必要。

本件問い合わせは原産協会・総務本部(電話03−6812−7124、kaimu@jaif.or.jp)まで。


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