[原子力産業新聞] 2006年4月28日 第2329号 <3面>

イランが新規原子力計画 5月にも国際入札

モスクワを訪問中のイランのA.ソルタニエ国際原子力機関(IAEA)担当大使は22日、原子力発電所2基の新規建設で、5月にも国際入札を実施する方針を明らかにした。同大使は同時に、イラン・ロシア両国がウラン濃縮で共同事業体を設立する方向で基本合意したと発表したが、詳細は不明。

イランでは、同国初の原子力発電所となるブシェール1号機(=写真、ロシア型PWR、出力100万kW)をロシアが建設中。2004年10月に建設工事はほぼ完了し、今年内の運転開始をめざしている。

今回発表された新規炉2基の詳細は不明だが、これまでのイラン原子力庁の話を総合すると、100万kW級×2基、建設サイトはブシェールまたはフゼスタン、と考えられている。


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