[原子力産業新聞] 2006年5月11日 第2330号 <2面>

町村合併反対が多数 青森県大間町で住民投票

電源開発会社の大間原子力発電所(全炉心MOX−ABWR、138万3,000kW)の建設が計画されている青森県下北半島の大間町と隣接の風間浦村、佐井村の3町村合併の是非を問う、大間町の住民投票が4月30日に行われ、即日開票の結果、合併反対が多数を占めた。金澤満春町長も合併反対の立場で、合併問題には一応の決着が付いた形となり、合併協議会廃止議案を町議会に提出する。

投票結果は、合併反対が2,217票、合併賛成が1,331票、有効投票数に占める割合は各62.5%、37.5%で、投票率は70%だった。

大間原発は今年8月着工、12年3月営業運転開始を予定している。


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