[原子力産業新聞] 2006年5月18日 第2331号 <1面>

既設原発耐震再評価求める 安全保安院

原子力安全・保安院は11日、発電用原子炉施設の新耐震指針への対応を発表した。既設の施設も新指針に基づく評価を求めるとともに、再処理施設やMOX燃料加工施設も発電用施設に準じた対応を求める。

これは、先月28日に原子力安全委員会が新指針を取りまとめたことに対応、保安院として審査中および既設施設、関係基準の整備、体制の充実、安全研究の推進などの方策をまとめたもの。

審査中の施設では、事業者に新指針を適用した設置許可申請書の補正を求め、安全審査を行う。稼働中または建設中の施設についても安全性への信頼を高めるため、再評価を求め、この結果を保安院が確認する。安全委員会では近く新指針をパブコメに付すが、これに合わせた措置。


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