[原子力産業新聞] 2006年5月18日 第2331号 <4面>

三菱重工業 米電力から4基受注 取り替え用上部原子炉容器

三菱重工業は15日、米国の2電力会社から計4基の上部原子炉容器を受注したと発表した。これにより、同社の米国での取替え用上部原子炉容器の受注シェアは40%程度に上昇しトップクラスとなる。

受注したのはサウステキサス電力会社のサウステキサス発電所1号、2号機向けと、サザンカリフォルニアエジソン電力会社のサンオノフレ発電所2号、3号機向けで、いずれも運転期間延長に伴う取替え用。09年から12年にかけて毎年1基ずつ納入する。

同上部容器は直径約5m、重量約75トンの低合金鋼製の大型機器で、同社の神戸造船所で製作する。サウステキサス発電所へ納入するものは、上部原子炉容器に加え、容器本体の上部にステンレス製の制御棒駆動装置も57本組み込んだものとなる(=写真は同種の機器)。

サウステキサス発電所1、2号機は各々88年、89年に運転を開始し、出力はともに125万kW。サンオノフレ2、3号機は各々83年、84年に運転開始し、出力は107万kWと108万kW。

同社の米国での受注は02年以降、取替え用上部原子炉容器15基、取替え用蒸気発生器(SG)6基、取替え用加圧器1基を数える。

同社の米国以外の原子力市場では、取替え用上部原子炉容器18基、取替え用SG22基を受注している。

同社では今後、新規プラント建設の機運が急速に高まりつつある米国で、今までの豊富な実績をもとにして、主要機器の受注だけでなく新設プラントの商談にも最新鋭のAPWR(改良型加圧水型軽水炉)をベースに取り組んで行く方針だ。


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