[原子力産業新聞] 2006年6月8日 第2334号 <2面>

広島でアジア原子力講演会 7月に文科省

文部科学省は7月3日午後、広島市・広島商工会議所で講演会「アジアの発展に役立つ原子力を考える」を開催、医学、農業、放射線生物影響などの専門家が講演とパネル討論を行う。

町末男・原子力委員が「原子力がアジアの人々の暮らしを豊かにする」と題し、日本の協力とその成果を紹介。次いで、辻井博彦氏(放医研・重粒子医科学センター長)が「切らないで『がん』を治す放射線治療――アジア途上国で増えている『がん』」、中川仁氏(農業生物資源研究所・放射線育種場長)が「巨大人口アジアの食糧を確保するために――放射線を利用した品種改良で収穫を増す」、神谷研二氏(広島大学原爆放射線医科学研究所教授)が「放射線の人体影響とセーフティネット」と題して、講演を行う。後半は「生活に役立つ原子力」と題してパネル討論。

参加費は無料。参加申込は原産協会ホームページ(http://www.jaif.or.jp/)上から申込用紙をダウンロードし、FAXまたは電子メールにて。6月23日締切。


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