[原子力産業新聞] 2006年6月8日 第2334号 <3面>

米財務省委、東芝のWH買収承認

米政府の対米外国投資委員会(CFIUS)は、このほど東芝のウェスチングハウス(WH)社の買収を承認、東芝はその旨の通知を受けた。

同委員会は財務長官を委員長とする米財務省管轄下の機関で、海外から米国への直接投資について、それが米国の国家安全保障上の問題を引き起こさないかどうか、審査する。同委員会は財務省のほか国務省、国防総省などのメンバーにより構成されている。

東芝は今秋までに買収に関する全ての手続きを終える予定だが、今回の承認により大きなハードルを越えたことになる。同社では現在、米国と欧州委員会から独占禁止法の審査を受けるとともに、共同出資を検討している企業と最終的な出資の枠組みについて協議を進めている。


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