[原子力産業新聞] 2006年6月15日 第2335号 <2面>

原子力開発課題を公募 文科省 FBR戦略研究関連で

文部科学省は科学技術振興機構に委託し、7月10日から8月上旬まで06年度「原子力システム研究開発事業」の技術開発課題を募集する。

FBRサイクル実用化戦略調査研究の報告書で示された技術開発課題から募集することとし、同調査研究の主概念になるナトリウム冷却炉、先進湿式法再処理、簡素化ペレット法燃料製造に関すする技術開発課題の中から選定した。1件当たりの研究開発費は年間約4億円、開発期間は原則4事業年度。

採択予定数は12課題で、高クロム鋼一次冷却系配管用流量計測システム、原子炉容器の高温構造設計評価技術、スリット付き炉上部機構用破損燃料位置検出器、ナトリウム中構造物の健全性モニタリング、機械式燃料集合体解体システム、晶析装置など22課題の中から選定する。

同機構では、募集説明会を7月10日に大阪で、同11日に東京で開催する予定。詳細は今後、ホームページで周知する。


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