[原子力産業新聞] 2006年6月15日 第2335号 <3面>

アングラ3で建設再開計画 ブラジルの原子力発電公社 政府は来年5月に決定

ブラジルの国営原子力発電公社エレクトロニュークリア社は2日、2007年にアングラ3号機(PWR、130万9,000kW)の建設を再開、2013年の運開を目指す計画を発表した。投資総額は33億ドル。政府は来年5月までに最終決定を下す予定だ。

ブラジルでは今後、年率4.5%の経済成長率が予測され、今後10年間で電力需要が現在の65%増となる見込み。ブラジルでは昨年、2022年までに総額130億ドルを投じて7基の原子力発電所を建設する計画が浮上している。

ブラジルではアングラ1、2号機が運転中だが、同国の発電設備は水力発電が主流で、原子力シェアは2.5%に過ぎない。


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