[原子力産業新聞] 2006年7月13日 第2339号 <3面>

CANDU機器の調達先を模索 カナダ−ロシア

カナダ原子力公社(AECL)はこのほど、ロシアのチェペック機械プラント(=写真 CMP)を訪問し、CANDU炉に使用される燃料チャンネル(圧力管)の製造工程を見学した。AECLはCMPを圧力管供給の有力候補社と考えており、今回は2度目の訪問。

CMPは年内に7本の圧力管を試験製造し、AECLに提出。AECLの要求するスペックを満たせば、CMPはAECLが発注する圧力管の競争入札に参加できる。最初の発注は2009〜2010年に予定されている。

CMPは燃料集合体に使用するジルコニウム被覆管などの製造プラントで、ロシアの燃料製造会社であるTVEL社が製造した各種原子燃料を、最終製品に加工している。


Copyright (C) 2006 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.